うーむ…

とりあえずこれまで私はうわべの事ばっかり考えて生きてきてしまいました。


絵なら、とりあえず萌えればいいんでしょ?キレイならいいんでしょ?みたいな。
デザインなら、とりあえずかっこよければいいんでしょ?キレイならいいんでしょ?みたいな。


この考え方が全く間違いだとは思いません。ただ、これが体現できているならまだしも、全く体現できていない事が本当に問題で。


こういったうわべだけに囚われていない作品なり、プロダクトなりを私は「気合の入った」と形容します。気合の入ったモノは、人の目をひき、目に留まり、心に残ります。逆に言うと、そうでないものはよっぽど表層的に凄まじくないとそうなりません。矛盾するようですが、例え哲学の無い表層だけのものであっても、それが人を惹きつけるに足るものであれば、それは十分「気合が入っている」モノだとも言えます。


要するに、これからはもっと足りないアタマを捻らせて気合の入ったものを創らなければ箸にも棒にもかからないわけです。
どうするかといったら、とりあえず棒立ちばっかり描くのはやめて、もっと構図的に考えられたモノを。キャラの性質だとか、その場の空気だとか、雰囲気だとか、そういうモノが伝わるようなモノを。とにかく人が見た時、ドキッとするとか、妙に和むとか、自然と「うひょー」という言葉を発してしまうとかいった特定のリアクションを誘発させられるような指向性というか狙いを持った、そういうものを描かなくてはいけない。

もっと見る人の事を考えて、視線の誘導だとか、連続して見た時の効果だとか、その後の印象の残し方とか、どうすれば壁紙に設定してもらえるのか、とか。もっと考えないと。


書いては居ますが、自分の性質上絶対すぐに実行できません。でも、忘れやすい事を書いておく事で、いざ書く時に気をつける事のメモであるとか、エッセンスであるとか、そういうモノになれればひとまず成功という感じでしょうか。